三重県に住む【藤丈なっく】が、
その日に見聞きしたりやったりした事を、イロイロと思った通りに書いていきます。
基本的に、ゲームやアニメや本などの事がメインです。
藤丈なっくのホームページ<伝電虫>へ戻る

今日読んだ本

「レイニー」は、白、黄、紅と各薔薇の姉妹の話がありましたね。
う〜ん、確かに志摩子さんは、聖さまいわく「ややこしい性格」してますよね。
もう少し、物事を軽く考えてもいいと思うんです。
何ていうかなあ、自分で生きづらい世界を作っているように思えます。
そこら辺が、乃梨子をはじめとした友人や先輩との付き合いで変わっていくのが
この作品での白薔薇の核だと思います。


この巻から「パラソルをさして」へ続く紅薔薇の話を読んで主役はやっぱり紅薔薇なんだなあと思いました。
単純に見て、次の巻にまたがってますしね(苦笑)。


僕は、祐巳ちゃんの気持ちが解るなあ。
僕は、アンマリ自分に自信がないもの。
もっと言うと、自分がココにいるのは場違いなんじゃないか、という気持ちもよく解る。
僕の大学時代に関わる話なんだけど、僕が通った大学って進学校の生徒がたくさん来る学校で
僕みたいなあまり勉強しない高校から来る生徒はあまりいませんでしたから。
だから、チョットした事で、自分はダメかもとか思って落ち込んでたりしたしね。


ところで、瞳子って凄く悪く見られる子だなあと思う。
僕は、「パラソルをさして」までしか読んでないケド、
祐巳ちゃんが祥子さまとの関係で悩むのって、全て瞳子が原因だから。
多分、この子は、全く悪気ないと思うんですよ。
そこでまた読者の怒りが爆発しちゃうんでしょうから、作者の狙いは見事に成功していると思います。
まあ、瞳子祐巳ちゃんとの関係がどうなるかというのも見所だと思いますよ。
倦怠期の黄薔薇、初々しい白薔薇、そして三角関係勃発の紅薔薇と見逃せなくなってきましたね。