1巻より傭兵部隊サーペントテールの活動は減っていました。
そちらより、今巻は、SEEDの世界の紹介に力を入れていたように思います。
別に、それは不満でなく、2巻は2巻で楽しめる話がありました。
一番良かったのは、エリカ・シモンズの話でした。
他に良かったのは、イライジャがサーペントテイルに入るまでを描いた話や
ソキウスたちの話も良かったです。
読み終えて、この小説は、いい意味で外伝だったと思いました。
割と本編では、バトル中心の展開でしたから、世界観の説明が少なかったので
そこを補完する意味で、外伝でこのような話を展開してくれたのは
SEEDの世界を知る意味で良かったと思います。
日本は、基本的に黄色人種なので、比較的人種差別のない国ですが、
例えば、アメリカとかに住んでいる人だと、
このSEEDの世界のコーディネイターとナチュラルの対立の図式は
もっと切実にシッカリと理解できるのではないでしょうか。