三重県に住む【藤丈なっく】が、
その日に見聞きしたりやったりした事を、イロイロと思った通りに書いていきます。
基本的に、ゲームやアニメや本などの事がメインです。
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 3年で辞めた若者はどこへ行ったのか −アウトサイダーの時代/城繁幸(じょう・しげゆき)・著/ちくま新書/筑摩書房

前作より分かりやすかった。
イヤ、分かりやすいというより読みやすいと言った方がいいかな。


たくさんの事例を出して現在の企業と労働者の関係が分かる本。
何の疑問も持たずに一生懸命働いても、実は全く報われない可能性があり、
それに気づいたら手早く行動を起こしたというタイプの実例がたくさんあります。
でも、お金ばかりが全てでなく、基本的には自分のやりたい事を追求したらお金が付いてきたというパターンが多いかな。
やっぱり、誰でも、人生の貴重な時間を使って働くわけですから、単純作業でなくやりがいがある仕事がしたいですよね。
ただ、それは待っているだけで手にはいるようなモノではなく、
自分から努力してスキルなりを身につけて自分が役に立つということを証明しないとイケない。
この本を読んで一番注意すべきはココで、会社がイヤで辞めたら即人生が開けるという事はない。
計画的にスキルを身につけて生きる事が大切で、僕も頑張ってみようと思う気にさせる本でした。
とりあえず、前作「若者はなぜ3年で辞めるのか」も読んでおいた方がいいと思います。

若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)

若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)