三重県に住む【藤丈なっく】が、
その日に見聞きしたりやったりした事を、イロイロと思った通りに書いていきます。
基本的に、ゲームやアニメや本などの事がメインです。
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 Steins;Gate/Xbox360版

Steins;Gate (シュタインズ・ゲート) (数量限定版)

Steins;Gate (シュタインズ・ゲート) (数量限定版)

購入の動機は、とりあえずギャルゲーが好きで特に抵抗がない事でしょうか・・・。


発売が近づくにつれ情報が入ってきて、キャラデザがいわゆるギャルゲー調でない事や、制作がニトロプラスである事などを知って、さらに期待していました。
でも、実はタユタマの発売が11月に延期して、このシュタインズゲート*1と近くなったので、シュタインズゲートの予約をキャンセルしちゃおうかとかも思ったりしました。
が、キャンセルせずキチンとプレイしてヨカッタと今では自分の決断を有難く思っています。


基本的には、メールが主人公の携帯に送られてきたり、電話がかかってきたりして、それへの返答で好感度やイベントの操作をしているようです。
感心したのは、メールへの返信で単純にどの選択肢を選べば好感度を操作できるかが、とても分かりづらい事。
ゲームとしては、結果が容易に想像できてしまっては面白みがないですから、それでこの選択肢の傾向は正しいのですが、最初はかなり面食らいました。
知らず知らずのうちに僕もギャルゲーに毒されていたようです。


トーリーに関しては、かなり考えさせられました。
主人公たちのサークルで、何気なくタイムマシンを作って好きなようにやっていたらエライ事になって悩み苦しむというモノです。
そして、タイムトラベルが意外に便利でもなく制約が多く、しかも現実の科学的見地を交えて*2語られているので、物凄く説得力があります。
インサイドXboxで紅莉栖役の今井磨実さんが「専門用語が多くて演技するのが大変だった」と語っていましたが、ホント同情します。


そして欠点かもしれませんが、このゲームは最初から全てのストーリーを見る事ができますが、普通にやっていたらおそらくたどり着けないと思います。
まあ、全くないとは言えませんが・・・。

真のエンディングのストーリーはスゴイです。
あの10章の終わりからの演出から終章(11章)への流れはホントに最高でした。
また、ドキドキハラハラする部分も多く、特に中盤以降でやめ時が見つからない時間が多かったです。


トーリーに関しては、過去を改変して未来を変えると歴史が変わり、それに対して責任を持たなければならないという事にとても考えさせられました。
僕がもし現実に電話レンジ(仮)をゲットしたとしても、使いたいとは思わないです。


そして、このゲームをプレイしたら、絶対にトゥルーエンドの最後まで進めて下さい。
最後の最後の最後のあのシーンの、オカリンと紅莉栖の会話にはグッときました。
泣きはしませんでしたが、発売から2週間くらいムリヤリ時間を作ってプレイした甲斐がありました。


そうそう、ちなみに泣いたと言えば、やっぱりAIRの最後の方ですかね。
あの救いのないエンディングはもう・・・。
CLANNADもかなりグッときましたが、コチラは公式コミックを先に読んでしまいストーリーの先を知ってしまっていましたからね。


トーリーに関して言えば、最初から最後までを通して多少の矛盾点を感じたりとか、
この作品のキャラたちが一緒に過ごしていたらやっぱりタイムマシンを作って危険にさらされるのではないかと感じたりもしましたが
それはヤボというモノでしょうね。


最近の傾向として、Xbox360で最初に出て、PS3で完全版が出る流れがあって保留中という方も多いみたいですが、この作品はコレでキチンと完結しているので、躊躇する必要はないと思います。
僕自身、もし完全版が他機種で出たとしてもおそらく買わないと思います。
それくらい、キレイで格好いいお話でした。
この作品はココで終わっているからキレイなのであって、先を語る必要はないですから。


ココまで大絶賛するゲームもホント久しぶりなのですが、
タダ注意してもらいたいのは、このゲームの主人公達がかなりのオタクで痛い発言を連発します。
最初の方ほどそれが凄くて、プレイを続ける耐性が自分にあるかどうか確かめるために、状況が許すのであれば、絶対に体験版をプレイして下さい。


ただ、このゲームをプレイした事で、前作にあたるカオスヘッドノアもプレイしたくなってきました。
このゲームも主人公が痛い言動をするので、僕は敬遠してしまったんですよね。
自分の決断に本気で後悔しました。


あ、でも、カオスヘッドノアをプレイしてなかったら、シュタインズゲートをプレイするのに支障を来すほどではありません。
せいぜい小ネタにニヤッとするくらいだと思います。


しかし、久々に録画ビデオの消化なんかより、ゲームをしたいと思わせるゲームに出会えました。
ホント、Xbox360持っててヨカッタ!!!!!

*1:2009年10月発売

*2:かなりウソも混じっているようですが。