- 作者: 大友克洋,富沢義彦,海童博行
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/12/22
- メディア: コミック
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絵は雑なんだけど、妙に引き込まれて会社の休み時間に読み込んでしまった。
江戸時代の将来に見込みのない次男、三男を主役に描いた作品で、見込みのなさからくるやるせなさが上手く表現できていたと思います。
絵的には、冬目景さんに近いモノがあって、彼女の絵が好きな僕は素直に喜んでました。
個人的によかったのは、危機之介の兄と危機之介がいがみ合っているのではなくわかり合っている点が非常に美しくてヨカッタと思います。
逆に、どちらかといえば殺伐としたシーンが多いこの作品で光るいい部分ですよね。
また、江戸時代そのままを描くのではなく、現代を皮肉ったイベントとかを展開するなど、ただの時代回顧漫画ではないですね。