ハキムの乱暴な口調が直っていたりとか、修正がありました。
小説ならではの心情を細かく描いた部分が良かったです。
具体的には、グレイスが「美人ね」と言った部分に、そんな意味があったのかと。
そして、僕がこの作品の現在の所、一番印象的なセリフがありました。
ケリーさんが「わたしね、前から思っていたのよ。教育ってのがどれほどのことができるものなのか、試してみたいと」という部分です。
僕はエマはただのメガネのメイドの萌えマンガだと思ってないのは、徹底的に活かされた設定の他に
こういう物事の真実を言い当てた言葉があるからです。
教育は、目に見えないケド、ふと接した時ににじみ出るモノだと思っています。
それこそが、お金で買えない教養だと思っています*1。
それが、このケリーさんのセリフだし、僕がエマを1巻だけでなく続けて読もうと思った理由です。
内容は、コミックスの2巻までをカバーしています。
予定はまだ未定だそうですが、3巻以降の続刊が楽しみです。
僕、この小説のファミ通文庫にあまりない*2上品な装丁から、折り返しの宮崎駿さんテイストのカラーイラストも好きなんですよ。
- 作者: 久美沙織,森薫
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2005/10/29
- メディア: 文庫
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