- 作者: 宮城谷昌光
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/10/10
- メディア: 文庫
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (29件) を見る
やはり宮城谷先生は中国史を書かなきゃーとか思います。
『風は山河より』と『三国志』を並行して読んでいるので、少し気持ちの整理が難しいです。
宮城谷先生流の三国志感が反映されています。
始まっても劉備とか曹操とか全然出てきませんからね(苦笑)。
1巻の半分を過ぎたくらいから、曹操の祖父の曹騰が出てくるくらいですから。
ただこの作品で曹騰を知った事で、多少宦官の見方が変わりました。
僕は楽しんでますが、普通に三国志(演義)を楽しんで読みたい方は、吉川英治先生の方の三国志をまず読んだ方が良いですかね。
三国志の基礎知識がないと、この宮城谷版三国志は面白く読めないですから。
読まないとダメというのではなく、さらに楽しく読むための事前勉強みたいなモノだと考えていただければと思います。