- 出版社/メーカー: TYPE-MOON
- 発売日: 2007/12/29
- メディア: CD-ROM
- 購入: 17人 クリック: 111回
- この商品を含むブログ (68件) を見る
4巻の感想と総まとめを兼ねて書きます。
結末が分かっている話でありながら、最後まで夢中になって読み進めました。
そして何より驚いたのは、この著作はゲーム原作者が書いていないという事です。
恐ろしいくらいに全く矛盾がないんですよ。
設定を深く読み込んだネタや物語の展開にただ圧倒されました。
3巻の半ばくらいから脱落するマスターとサーヴァントが出てくるのですが、意外にアッサリ消えてくんですよね。
そんなに紙面を割いてる余裕がないのもあるかもしれないけど。
ココは、奈須さんではなく、戦闘シーンに定評のある虚淵さんの上手さかもしれません。
好きだったコンビはウェイバーとイスカンダルかな。
最初は全く合わない凸凹コンビだったのが、最後は双方ともに理解し
ウェイバーが確かな成長を遂げた事を感じさせて死なずに終わる部分がヨカッタ。
最後のウェイバーとギルガメッシュの会話は、僕はこの作品の最高潮だと思った部分だし。
ま、基本は陰鬱な話が展開されてましたからね(苦笑)。
セイバーやアイリスフィールが明るくても、綺礼や切嗣が全てぶちこわしてたしw。
そういう役柄なんですがね。
Fateが好きなら是が非でも読むべし!
そう断言できる名著だと思います。
分厚い新書版の本が4冊と、読み応えもありますよw!