この作品の事で、少し前にコメント欄で残酷描写についてやり取りがありました。
僕、『鋼の錬金術師』の方は評価しています。
あの作品は、命って何かというキチンとしたテーマがあって、そのためにグロい描写があったからです。
僕、ハガレンで一番好きな部分って、エドとアルの師匠のイズミっておばさんがいるじゃないですか。
あの人が、子どもたちに「おもちゃが壊れたから魔法でパパッと直してよ!」と頼まれた時に
「何でも魔法に頼っちゃいけない」と諭して、ヘタクソですが手で直すシーンが大好きなんです。
それと関連して、「飼い猫が死んだから生き返らせて」という女の子にも「それはできないんだ」というシーンも好きです。
確かに、パッと見だけだと凄く残酷なシーンかもしれませんが、キチンと通して見るとテーマを感じる事ができます。
ただ、そのテーマ性を、このBLOOD+からはアンマリ感じないんですよね。
今回、問題だと感じた部分は、カイが鉄拳制裁されちゃうトコ。
最初「君にも来てもらおう」とか言っておきながら、「実は、お前は役立たずだ。来るな」と言われたら誰でも怒るよ?
んで、怒ったら屋上へ引きずり出して「教育だ」とか言って殴ってちゃあなあ。
無茶苦茶だ。