夜、眠れなかったので、ベッドに横になってこの小説を読んでいました。
読んで良かったと思ったのは、クルーゼの素顔について
キチンと書かれていた事と(僕はアニメの時は分からなかったのです。)
なぜそういう姿になってしまったかのクローン技術の問題点が書かれていた事も良かった。
さらに、最後のフレイが死んでしまう時に、キラに対して謝ろうと改心していた事も良かった。
イヤ、フレイが、キラが苦しんで同胞のコーディネイターを殺して
フレイが「やった」と思ったままだったら
フレイは救いようのない悪女にしかならなかったから。
この部分は、小説独自の解釈かもしれないですが、それだったからこそ良かったと思います。
僕は、キラとフレイの関係で一番気に入っているシーンは、
(この巻の内容ではないのですが)キラが「僕たち間違ったね」という
セリフをつぶやくシーンだったりします。
この小説は、基本的にアニメ版をなぞる内容ですが
読みやすかったですし、小説ならではの心情表現が細かくて、読んで良かったと思います。