- 作者: 天野こずえ
- 出版社/メーカー: マッグガーデン
- 発売日: 2008/03/10
- メディア: コミック
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この巻の感想はネタバレを含むので、読みたい方だけ読んで下さい。
11巻辺りから少しずつ終わりに向かっているというのは感じていました。
この巻を買う前に完結していたのを知っていたし、11巻と12巻と一気に読んだのでそんな大したことではないですがw。
残された藍華も灯里も無事プリマになり、アリシアも引退、そしてという流れで大団円。
終わることがないと思っていたこの作品も終わってしまいました。
ドラえもんやちびまる子ちゃんのように永遠に続くように描く方向もあったと思います。
ただ、続けることでだれてしまう部分もあります。
僕の読んだ作品では(まだ読んでいる作品もありますが。)、『藍より蒼し』と『ああっ女神さまっ』は続けすぎておかしくなった作品だと思っています。
それを考えるとごく自然な流れで描いていった事が、この作品にはヨカッタなと思えます。
『人間、素直に生きることが一番』――――、それがこの作品の一番のテーマだと思います。
天野先生には、また次の作品で素晴らしい人たちと素晴らしい物語を描いていただければと思います。
アリシアさんの旦那さんを描かなかったのは、ファンに対する作者なりの親心かなと思ったり。
また、原作付きのアニメは明らかに原作に劣ることが多いのですが、
例外的にこの作品はアニメも原作マンガに劣らなかった、イヤ、それ以上の演出を見せてくれた事もありました。
昔の回想で、アテナが歌が超絶に上手いと分かるシーンは最高でしたね。
アテナの歌に釣られて、周りの人が聞き惚れる、家の窓を閉めていた人は思わず開けて聴き入ってしまう、
あのシーンは最高でした。
DVD-BOXも買おうかなと思ったりw。