三重県に住む【藤丈なっく】が、
その日に見聞きしたりやったりした事を、イロイロと思った通りに書いていきます。
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 Bullet Butlers/Windows版/成人向け

クロノレディオ ~あやかしびと&Bullet Butlersキャラクターズ合同擬似ラジオ番組~

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↓公式サイトのリンク/注意『18歳未満は閲覧禁止です』
http://www.propeller-game.com/product/bb/index.html

ネタバレを含むので、それでもいい方だけお読み下さい。
本日やっと終了。
ネットの知人の方のオススメで発売日に購入し、旧ノートPCで攻略キャラ3人のウチ2人をクリアしたまま積んでしまう。
かなりの期間放置されていたモノの、その後、本作のスタッフが最新作『エヴォリミット』を発売するにいたり
新ノートPCにインストールして再度最初からプレイを始めて本日やっとオールクリアしました。

中断して放置された理由として、
やはりこの手のノベルゲームは盛り上がりも少ない上にクリアにとにかく時間が全てというのもあって
僕が多少飽きちゃったのもあると思います。


まあ、趣味なんでやりたい時にやるのも大切ですが、ある程度はまとめてプレイしないとと思うのです。
でないと、キレイサッパリ忘れて再度プレイする時はまた最初からなんてアホなコトになっちゃいますからね(苦笑)。
さて、ではゲームの感想にいきます。


東出祐一郎先生お得意の異能者バトル物です。
あやかしびと』では、現代が舞台だったのもあって、僕的にはなじめなかったのですが、
本作は元々がファンタジーの世界だったので、入る事には抵抗ありませんでした。
超絶な能力を見せられても、「ああ、ココは現代ではない世界だからね」と納得しやすかったというか。


主人公は、ハーフエルフの執事であるリック・アロースミスという青年です。
攻略キャラは、おとなしいエルフのお嬢様のヴァレリア・フォースター
活発で親しみやすいヴァレリアの執事の渡良瀬雪、
最後に主人公が仕える少し気の強いセルマ・フォルテンマイヤーの3人。
それらのキャラにサブキャラの話が少し混ざるという形でストーリーが形作られています。


この世界の統治するランド・フォルテンマイヤーが殺され、
その跡目を巡って実子のシド・フォルテンマイヤーと
養子のセルマ・フォルテンマイヤーが争う部分を軸に話が進んでいきます。


キャラ的には、シドに仕える執事でリックの実兄のアルフレッド・アロースミスが好きでしたね。
渋い声(w)と、どんな時でも冷静沈着で変化が全くない態度に感心しました。


あとは、ガラ・ラ・レッドウッドもヨカッタです。
最後まで義理の娘の雪に対して、父としての一線を守る鉄の意志に。


かなり魅力的な話が展開されていくのですが、どの選択肢を選んでもゲームオーバーがほとんどなかったり、
ランドが死んでオープニングムービーが流れて話が動き出すのがプレイを開始してから相当な時間が経ってからなので、
面白くなるまでが長いコトが欠陥だったと思います。


またリックの心理描写の掘り下げ具合については、前作『あやかしびと』の如月双七に負けていたと思います。
他には、雪編でのクラウングール・レイスの最後がキレイにまとまっていただけに*1
セルマ編でのレイスの退場の仕方に多少納得が行かなかったり。


ラストのラストで、リックがベイルの呪縛から解き放たれて、
魔銃を使うコトによる欠損した記憶を全て取り戻すのですが、
アレは少しご都合主義すぎたかなー。
個人的にはセルマだけ残して、リックは破滅に向かってGOでも良かったように思います。」


残念といえば、どのストーリーでもイチオシのキャラクターである
ルフレッドの退場の仕方が大したことなく残念だったりします。


残念、残念と書いていますが、話としては決着はキチンと付けて終わっているので
最後までプレイして怒りがこみ上げてたまらないなんて事はなかったですが、
多少ご都合主義なラストが残念でした。


ゲーム的には、魔法を使った時は魔法陣が描かれるアニメがバーンと出てきたり頑張ってますよ。
やはり、この手の演出は、Fate/stay nightの影響があるんだと思いますケド。
アニメ的なグラフィックが出てくる演出は相当あります。


トーリーについて思う事をかなり書いているので分かるかと思いますが、
成人向けゲームとは言え、単純に行為のシーンが単純に出てきてなんてゲームではないです。
コンシューマで出て全然不思議ではありません。
実績機能付きでXbox360で出てくれないかしらんw。
ただ、原画担当の中央東口先生の絵柄がかなり好みが別れると思います。
全然、萌え系の絵ではないですからね(苦笑)。


ただ、物語が楽しみたいという方にはプレイして欲しいゲームです。
別にそういうシーン要らないやんというゲームです。
僕の経験だと、一連のニトロプラス系ゲームとか、Fate/stay nightとかみたいな。

*1:悪役とは言え納得できる最後でした。