- 作者: 高田裕三
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/09/11
- メディア: 文庫
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第2部の最後から第3部に入っての話が収録されています。
読み慣れてきて、俄然面白くなってきました。
第2部については、記憶喪失のパイが、実は本人ではない化蛇(ホウアシオ)だったというのが、最大のサプライズだったと思います。
上手くまとめていたと思いますが、巻末のあとがきでこの頃はかなりあがいていたというのは意外でした。
第3部に関しては、善意の協力者を演じている黄さん(迅鬼)がいる事で物語に若干の緊張感と深みを持たせていると思います。
ただ、黄さんの部分は若干話としてムリしていると思うし、ムリをしているというのを読者に感じさせていると思います。