- 作者: 福島鉄平
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/11/04
- メディア: コミック
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最近のジャンプ作品の中では、相当に異色な作品だったと思います。
武士という戦いを描きたくなる題材で、少年誌、しかもバトルが王道の週刊少年ジャンプで
バトル中心でなかったというのは。
何度か「バトルか、そうでない話」の流れでやり取りがあった後、
結局、バトル中心の武道大会になった事が直接の連載の打ち切りの敗因になったと思います。
作品の魅力がバトルでないのに、バトルになってしまった事が。
ただ、打ち切りの中、精一杯頑張った成果が見えた事で、僕の読後感はそんなに悪くないですね。
多分、作者は描きたい事の7割くらい描いて終わったように思います。
清木と伍助の戦いの結末を描いて欲しかったのもありますが、描かずに明るく終わったのもこの作品らしいかなと思ったりもします。
あと、コレは全く個人的な事情なんですが、僕がマンガで飽きる巻数が15〜6巻なんで、そこに行くまでに終わったのはヨカッタかと。
個人的には、清木の息子とミツキを主要登場キャラにした明治を舞台にしたマンガを読みたいとも思いました。
『るろうに剣心』でもそう思ったんですが、僕は、江戸→明治の暗く感じる流れより、明るさに飛翔する明治→大正の流れが大好きなんですよ。