ふだんは感想を書きませんが、最終回という事でまとめとして感想を書きます。
僕はこの作品は評価しています。
NHKの大河ドラマ（他には朝の連ドラとか）の視聴率低下が問題になっていますが、
他に民放などで面白い番組が多数あることと、忙しい人が増えて毎週見てられないって問題もあると思う。
また、アイドルを起用することですが、僕はコレはあまり好きではありません。
演技がヘタクソというより*1、放送局が視聴者に迎合している、媚びている部分が嫌いなのです。
コレって話題性を作ってとにかく見てもらおうというバカな考えがあるのだと思います。
アイドルも好きで仕事を選んでやってるとは限らないし、演じてる役者は、僕は精一杯やってると思います。
だから、局側の姿勢が問題アリ。
内容は、武家社会の秩序を乱す義経を、頼朝が苦しみながらも排除する部分がよくできていました。
平家物語では、判官びいきという言葉のようにひたすら義経を悲劇の主人公として描きますが、上記の視点があることを僕は大学で学びました。
そういう新しい史観を入れたことを評価したいです。
また、平家物語の見所である、「しずやしず」を舞う静やそれを怒った頼朝を「恋は政治とは違う」とたしなめた政子、
関所を通るために主人の義経を叩きまくった弁慶など、平家物語の見所はキチンと内容に盛り込んでいた点は評価できると思います。
*1:ハッキリ言って上手いとは言えませんが。
