「いばらの森」の方は、一昨日には読んでいたのですが、「白き花びら」の方を昨日の終わりまで読んでなくて。
多分、物悲しい話だというのと、話の結末を「いばらの森」を読んだ時点で分かっていたので
読む気があまりしなかったのだと思います。
こういう明確な意図で編集された本は、僕は好きです。
最近、僕は電撃文庫を読むのが多いのですが、
あそこのシリーズの本は、その小説本一冊をトータルな作品として考える凄く明確な編集をしてるんです。
まあ、それが売りだと思いますが、どこかに売りを意識したものって、僕は好きですね。
でも、消費者に媚びてるものは嫌いです。
何ていうかな、こういうシチュエーションを用意してやったから騒げ、萌えろみたいな。
僕が、ガンダムSEEDをあまり評価しないのは、そういうのがあるから。
単純に、そういうエロ要素とかなくしたら、SEEDの僕の評価はもっと上がってたと思います。
ここら辺、僕の意見が矛盾してて、ややこしいですが。
本に戻りますが、聖さまの気持ちは、僕には分かりづらかったです。
僕には、高校時代、アレほど親友と呼べる友達はいませんでしたから。
ただ、現実に聖と栞のような関係を持てた人ってあまりいないと思うケドね。
でも、成績さえ良ければ、多少、素行が悪くても教師は何にも言わないというのは、納得しました。
先生も、学校の行動の結果である成績で問題ない以上、それ以上は面倒見きれんと思うよ。
こないださ、長崎で小6児童殺傷事件があったけど、あの時、学校関係者が言ったんですよね。
「生徒たちを、もっとよく見ていれば」とか。
この手の事件が起こると、学校関係者が、いっつも言うんだけどさ。
僕は、「無理だろ、そんなの」って思った。
教師として、学校でやらなきゃならん事は山ほどあるし、
家に帰ってから自分の生徒が何してるかなんて、エスパーでもないから分かるわけないやん。
あと、殺された生徒が、丸っきり悪くないわけでもないんですよね。
相手が「やめてくれ」って言ってたのに、やったとかあるし。
そりゃ、イキナリ殺しちゃうってのは、飛躍しすぎで、それは絶対に悪いですが。
あ、話がズレてしまった(汗)。
教育論とか関係すると途端に熱くなるのは、僕の悪い所です。
多分、「マリみて」は何度か読み直すと思うので、その時々に感じた事を、また書いていこうと思います。