前巻まででグインがああなったしまって、他の人はどうしてるという内容の巻でした。
発売して少し日が経っていたのですが、本屋さんで確認が遅れてしまって。
まあ、最近のグインは、刊行ペースが早いので、
多少発売日から遅れて見つけても、見るのが遅くなって損したって気持ちにはならないですね。
僕は、もうグインを何度も読み返すって事はなくなってきたんですが、
それは登場人物の境遇が悪いからです。
まあ、人生いい事ばっかも続かないのも分かりますし、それは仕方ない事でしょう。
ただ、グインの裏の主人公であるイシュト（と、僕は思っています）の境遇が悪くなってしまったのが
僕がグインを読み返さない大きな原因だと思います。
僕は、彼ほど顔は良くないし、また、彼ほど剣の腕とか体力的に優れているワケでもありません。
でも、分不相応な物を望んだって所が共通してて、ひどく共感というか同情してるのです。
彼が、望んだケド、実はそれが人として幸せにはならないのが真理だろうケド
見るのは辛いんですよね。
それが、読み返さない大きな理由。
あと、表紙と本の内容がかけ離れていて、それも、ある意味ショックでした。
腹が立つというのでなく、単に衝撃的って事です。
少し読み辛かったかな。
レレナが帰れないって事の説明が分かりづらかったから。
それと、僕は吸血鬼は水がダメというのも、初めて知りました。
あと、ガゼットとマリが、レレナと話してて八重歯がおかしいって事に気付かないのも不思議でした。
さらに、主人公の月島が、どうやら偉大な吸血鬼だったみたいですが
その記憶がなぜかないのも気になります。
もっとも、月島の過去についてが、この作品の核だと思うので、追々、明らかになっていくと思っています。
