- 作者: 宮尾登美子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/03/15
- メディア: 文庫
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作品そのものは早く読み終えていたのですが、下巻の感想をやっと書けました。
内容としては、大奥になじむまでをもう少し長く描いて欲しかったと思います。
初めての生活にとまどう田舎者から、大奥の中心人物として権勢をふるうまで*1の間が短いように思うのです。
宮さまとの色んな葛藤は非常に上手く描かれていたと思います。
意外だったのは、徳川慶喜がかなりの悪玉として描かれていた事。
司馬さんの作品でも慶喜の態度の豹変ぶりはよく分からないと描かれているので*2、いい人物としては感じてなかったですが。
半年くらい寝かせてから、もう一度読み込んで総まとめを書こうと思います。