完結したマンガや小説を再度全て読み直してから、作品への感想を書いてみました。
自分なりに感想を文章にして残したくて書きました。
感想を頂ければ幸いです。
僕は最終巻は通常版を購入しました。
- 作者: 木尾士目
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/12/22
- メディア: コミック
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限定版を買っておけばヨカッタかな。
「オタクなら絶対読め!」と言い切れるバイブルと言える作品。
登場キャラ全てが、いいトコも悪いトコも含めて非常に人間くさくリアルに描かれています。
あ、逆に悪い部分もあるからこそ現実味あるんですよね。
久我山が少しどもってしまったりとか少年誌だとNGが出る要素も、青年誌だから出来る部分もあるし。
僕は、この作品を読んで大学時代を思い出してしまいました。
サークルはオタク系ではなかったんだけど、あの妙な居心地の良さとか読んでると思い出してしまう。
うん、部室に入り浸るのとか。
エアコンとかがないから夏はメチャ暑かったりするんだケド、なぜか行ってしまうみたいな(笑)。
作品としては、笹原が会長になる前と後で、二つに分けられると思う。
前期は後輩として、斑目を筆頭としたオタク先輩たちに鍛えられる部分。
後期は会長に指名されて、荻上さんたちが入ってイベントに積極的に参加していく部分。
最後は、笹原は就職活動でプロの編集者として、
荻上さんは雑誌投稿を通じてプロの漫画家になろうとする部分辺りで笹原が卒業を迎えて、物語が終わっています。
最初はどのキャラも痛かったと思う。
多分、オタクなら誰もがある程度は通る道なんですよね。
みんな、最初入ってきた時はどこかイタイ部分があるんだけど、それがサークルの仲間と付き合う事によって丸くなっていきます。
それはどのキャラを見てても感じたな。
一番意見に頷いたのが、春日部さんだったりします。
出てきた当初は結構悪い印象だったんですが、サークルの他の部員たちより視線が上の人なんで、常識的な事言ってるんですよね。
逆に、話が進むにつれて支持できなくなったのが大野さん。
最初は結構カワイイと思ったんですが、話が進むごとにイヤな部分が目立つんですよね。
多分、同姓に嫌われるタイプだと思う(苦笑)。
荻上さんは、素直に可愛いと思った。
なぜ彼女がオタクをアレだけ毛嫌いするか理由が分かってから、さらに可愛く見えた。
ホント等身大で、どこにいてもおかしくないキャラたち。
男性キャラで凄く肩入れして見てたのが斑目かな?
好きな人がいても告白できないとか、
結構、色んな経験がありそうなんだけど意外に知らなかったりとか、
僕もそういう風な部分あるんで。
笹原と斑目を足して割ったくらいが僕かもしれない(笑)。
もう少し先の話が読みたい辺りで終わっているのが残念ですが、
このくらいで丁度いいのかもしれませんね。
ちなみに、ラストの何年か後の新会員が入る部分はいい終わり方だったと思います。
僕も、サークルに入る時は、あんな感じだったんですよね。
強烈なデジャビュを感じた事を書いておきます。